茶の香り~っ

おちゃいち

2008年12月27日 22:35



お茶屋さんの店頭に立っていると、どこからともなく

香ばしいお茶の香りが漂っているのを嗅いだことは

ありませんか?

その理由1、
中でお茶の火入れをしている。
その理由2、
中でほうじ茶を作っている。
その理由3、
中で香り出し機を使っている。

理由の1と2は以前にご紹介しました。

今日はその3の「香り出し機」とはなんぞや、ということを

説明したいと思います。

まあ、読んで字のごとくお茶の「香り」を出す機械ですね。

で、どうゆう形をしているかと言えば、こういう形です。



「おお~っ!」・・と思った人はほとんどいらっしゃらないと思います。

なんじゃこれ、というのが大方の反応かと・・。

この機械、お茶を食って、中で炒って、出すのです。

それで、粉茶しか食いません。

それ以外のお茶だと中で詰まるからです。

これが食っている様子です。



巻き込んでいるだけですね (^_^;)

そして、出てきた粉はこうなっています。



中は温度調整できるのですが、約200℃くらいにすると、

香ばしい、いい香りが漂います。

しかし、こいつは中でよく詰まってしまいます。粉茶が中で

焦げ付くのでしょうね。

だから時々分解して掃除してやるのです。


フタを開けたところ。

中にはこんな、ひねくりまわってしまったステンレスの板が・・。



良く見ると、表面に茶の粉がこびりついています。

これをきれいに削ってやると、また、元のように動き出します。

けっこう手がかかるこの機械、単純なわりに買えば意外と高いのです。

ウン万円します。十万円に近いウン万円です。

きっと大量生産できないから、手作りに近くて、

それで高くなるんでしょうね。・・みんなが一家に一台持てば

大量生産で安くなるんでしょうが、

こんな機械、うちにあってもね~・・・((+_+))


香りも、一つの感情を揺さぶる要素です。

この香りにひかれて、お茶を購入されるお客様もいらっしゃいます。

人の五感をいくつも刺激してその気にさせることは、

これからもっと研究する余地がありそうです。

それはともかく、たまにはお茶やさんの店頭で、お茶の

いいにおいを嗅いで、なつかしい気分になるのもいいものですよ。











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