くまもとのお茶(2)

おちゃいち

2011年11月14日 22:42



私は熊本市の東部、「健軍商店街」で「おちゃいち山陽堂」というお茶屋を営んでいます。

さて、熊本では北から南までお茶の産地が広がっていると書きました。

ではどのような風に産地として成り立っているのでしょうか。
一例として、山鹿地方(鹿北、菊鹿)の茶産地を見てみると、こんな具合です。
山鹿は熊本県の北部ですが、地図で表すとこんな感じです。



南北に国道3号線が通り、北に行くとすぐに福岡県八女地方です。
言ってみれば八女とは山を挟んでお隣どうしなのです。
その中に10軒ほどの茶工場があります。



赤丸を付けたところがみんなお茶の生産者(茶工場)です。
これは山鹿、鹿北地方の茶産地マップからですが、
それぞれが競い合いながらお茶作りに励んでいます。
このマップの解説によると、
「鹿北、菊鹿地区のお茶は江戸時代(寛永年間の初期、1630年頃)から肥後藩細川家の御前茶として献上されてきました。このことからも分かるように、鹿北、菊鹿地方はお茶の栽培にとても適した土地です」
とあります。
それはそうでしょうね、お隣の八女地方も全国的に有名な産地なのですから。


この地方は中山間地が多く、山肌を縫うように茶畑が広がっている風景を良く見ます。



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