2008年12月28日

カゴアミをおすすめしないワケ

急須でお茶をいれる時、お茶ガラの始末はめんどうですよね。

なかなか簡単には急須から茶ガラが出ないから、水で流す必要が

あったりして、そこら辺で急須を使ってお茶をいれない一つの

ハードルが出来ているのかも知れません。

それで次善の策として、よく言われるのが、カゴアミ付きの急須。

カゴアミをおすすめしないワケ

こんなカゴアミが付いていると、茶ガラを捨てるのも、ポンと

捨てるだけ(?)で簡単です。  ・・でも、それで失っているものも

けっこう大きいのですよ。それは何かと言うと、お茶のおいしさ。

つまり、お茶の葉をカゴアミの中でお湯に浸すと、葉が水分を吸って

ふくらみ、アミの中でぎゅうぎゅう詰めになり、おいしい成分が

出にくくなるのです。

カゴアミをおすすめしないワケ
こんなぐあいにね。

アミがないと、急須の中を対流によって動きまわるから、中の

おいしい成分が出やすいというわけです。

カゴアミをおすすめしないワケ
紅茶で言うと「ジャンピング」ですね。

そんなわけで、私としてはカゴアミをお勧めできないのです。

でも どうしてもカゴアミじゃなきゃいやだ。

という人もいるのです。

そういう人のためにカゴアミの品揃えもあります。

カゴアミをおすすめしないワケ

こんなにたくさんあるわけは、急須というものがそもそも

サイズの規格がまったくないものなのです。

それは、急須を作っているのが、小さな窯元なので、職人さんの

デザインがてんでバラバラということによります。

それで、カゴアミが合わないものもあるわけです。

その他に、口の大きさは合っても、深さが足りないとかの問題も

発生します。

カゴアミをおすすめしないワケ

こんなんなると、お湯の量が少ない時は、ああーっ、お尻にお湯が

かかるだけ~。となってしまい、満足に出ない状態になります。

だから、こんなん深さが欲しいのですが、

カゴアミをおすすめしないワケ

アミの品揃えは限りがあるため、深いものがあるとは限りません。

口のサイズが小さいのに、深い急須だとアウトです。

今は、底にアミがぺタッと貼ってある急須が主流です。

カゴアミをおすすめしないワケ

こちらの急須の方がお茶がおいしく出ますので、おすすめです。

ただし、これはこれで問題がまったくないわけではないのですが、

その辺は次の機会に・・。

ああ~悩ましいのは急須なり。   ・・ね、急須屋さん。






カゴアミをおすすめしないワケ



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Posted by おちゃいち at 22:31│Comments(2)その他
この記事へのコメント
私は、昔の、中が全部陶器で出来てるのが、好きでした。
もう、無いのでしょうね?
あれが、一番、お茶が良く出ていて、お茶が最後まで、よく出た・・・と思うのですが!??
考えが古いかしら。
Posted by レンズまめレンズまめ at 2008年12月29日 23:54
レンズまめ様

中の網が陶器で出来ているものもあります。
昔の陶器製網は目が粗く、葉の小さい「深蒸し茶」では葉が出てしまったりしたのですが、
最近は目の細かい「ささめ」という陶器製網もあります。
ただ、お値段がちょっと高いのが玉に傷です。
Posted by おちゃいち at 2008年12月30日 08:59
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