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Posted by おてもやん at

2008年12月30日

開懐世利六菓匠の和菓子

当店では毎年この時期に、開懐世利(かわせり)六菓匠の

和菓子を予約を取って販売しています。

今日がお渡しの日です。今年も天明堂さんが、六個一箱の

和菓子を持ってきてくれました。



六菓匠6店、それぞれに作っていただいた和菓子が詰められています。

毎年少しずつ違ってくるのです。(中には同じものもありますが(^_^;))

だから毎回楽しみなんですね。今年は牛の顔がありました。(目が付いてない~)



今年は食品業界にとって多難の年でした。

事故米、汚染米の問題がありました。

六菓匠の一店のお菓子屋さんも知らずに事故米を仕入れ、被害に

会いました。お店も騙されて仕入れたので被害者なのですが、

「最終的な被害者は消費者なのだから、被害者面するな」と

さらに叩かれたそうです。そして川尻のお菓子屋さん全部に

影響が出たそうです。やりきれませんね。

食の安全の問題はとても重要なことだと改めて認識させられた

一年だったように思います。

お茶も飲むものですから、安全についてはこれからも特に

注意していかねばなりません。

そんなことを考えさせられた年でした。






  


Posted by おちゃいち at 20:04Comments(4)今日の一菓

2008年12月20日

抹茶ぱぴろ~



さあ、この白いボ―シをかぶったおじさんは何をしているのでしょう。

答え:抹茶の作り方を説明しているのです。

ここは宇治の抹茶製造工場です。

今年の春にお茶の組合で宇治に研修旅行に行った時の写真です。



ここは嵐山です。観光地ですね。

さて、抹茶の作り方ですが、茶園の仕立ては玉露と似ています。

というか、玉露茶園と同じようにワラぶきで日光を遮って、新芽を

育てます。



こんな感じです。

その後、摘んだ新芽を蒸気で蒸すところまでは玉露と一緒なのですが、

玉露や煎茶が揉みこんで乾燥させるのに対して、揉まずにそのまま

乾燥させます。そうすると「もみのり」みたいになります。



それを石臼で引いて抹茶を作ります。



このようにして作られる抹茶は、最近はお菓子の原料として

大変よく使われます。

今日ご紹介したいのは、その、あの白いボ―シをかぶっていた

抹茶工場の社長が作った抹茶から作ったお菓子です。

「パピロ抹茶の里」というお菓子。

パピロというのは外側をクッキー生地で焼き、なかにクリームを

入れたお菓子のこと。この商品には上質な抹茶をふんだんに使って

あります。



さくっとした生地の中から抹茶のクリームが顔を出し、大人の味です。



一度食べたら病みつきになる・・と言ったらおおげさかな・・。

いい抹茶使ってます。

15個入って368円です。








  


Posted by おちゃいち at 22:12Comments(0)今日の一菓

2008年12月07日

牛飴~っ



牛のクリスマスを想像してみました。

牛くん(もー吉くん34歳)そろそろ独身に別れを告げたくて
あこがれの彼女に愛の告白(ドキドキ)



今日は花束のプレゼント。
受けてもらえるかな。

牛さん(もー恵さん〇〇歳)実はひそかに想う人(いや牛)あり。
どうしよう。



いつの世もどんな世界でも(例え牛でも)
恋はままならないもの

ジャーん、恋なんて故意か鯉としか感じなくなってしまったあなた(いや私)

まったく関係ありませんが
「干支飴」はいかが?



この飴をなめれば、大きな力がみなぎるそうです!
そんなことが書いてあります。



すごいですね。
不思議なパワーです。
これは食べない手はありません。

この子たちが入っています。



1個105円。
おちゃいち山陽堂にあります。







  


Posted by おちゃいち at 22:36Comments(6)今日の一菓

2008年11月24日

割れ「わらじ」&エイサー

しまった!落として割ってしまった!
手がすべって商品のお菓子を割ってしまいました。
売り物にならないよ~。




落として割ったのは「黒糖駄菓子」というお菓子。別名「わらじ」。
これは「かりんとう」の一種です。
かりんとうは普通、丸まっこくて枝みたいな形が多いのですが
このお菓子はひらべったくてびろーんと広がっています。





原料は主に黒砂糖と小麦粉です。基本的に他のかりんとうと同じような
味ですが、薄いのでパリパリとした食感が楽しめます。




主原料として使われている黒砂糖はさとうきびから作ります。
普通の砂糖と違うところは原料の分離精製を行っていないところ。
そのため中に含まれるミネラルなどがそのまま残っています。

     ~~~~~~~~~~~~~

さとうきびといえば「ざわわ、ざわわ~」のさとうきび畑。
沖縄と言えば思い浮かぶ光景の一つです。

その沖縄で生まれ、最近目にすることが多くなった郷土芸能が
エイサー(琉球國祭り太鼓)です。

実はそのエイサー、健軍商店街の近くにエイサーのグループがあります。
最近はあちこちのイベントにお呼びがかかり、ちょっとした人気者の
グループです。
その中に健軍商店街の青年部長(一家)も入っており、中核を担って
います。
今回の商店街イベントでは新曲の振り付けを見せてくれました。



(真ん中の▲ボタンを押すとビデオが見れます)

さて、そのエイサーというのは、元々沖縄でお盆の時期に踊られる
伝統芸能。かってはその時期に現世に戻ってくる祖先の霊を
送迎するために奥縄の若者たちが歌と囃子(はやし)に合わせ、
踊りながら地区の道を練り歩いたものだそうです。

戦後は芸能として広がり、沖縄で全島エイサー祭りなども
行われるなど多くのエイサー団体が出来てきました。
さらには沖縄以外にも広がりをみせて、多くのファンを
獲得しつつあります。

     ~~~~~~~~~~~~

さて、さて話しをもどして、「黒糖駄菓子」

当店で売っております。


1袋368円








  


Posted by おちゃいち at 19:38Comments(0)今日の一菓

2008年11月17日

一茶

めでたさも 中くらいなり おらが春

やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり

われと来て 遊べや 親のない雀

このような句で有名な小林一茶。生まれは信州長野県

江戸時代の人で、松尾芭蕉与や謝野蕪村に次ぐ有名な俳人です。

自身が不遇な生い立ちであったために、その句には弱い者に対して
やさしい視線があります。

この一茶は生涯に2万句もの俳句を作ったと言われています。
その中でお茶にまつわる句の一部を紹介しましょう。

うぐひすも うかれ鳴する 茶つみかな

大和路は 男もすなり 茶つみ唄

寺山の 茶つみもすむや 二番迄



近づけば 御僧達なり 茶つみ唄

母の分 摘めば用なき 茶山かな

上人は だまりこくつて 茶つみかな

この時代にはお茶を摘みながら歌う茶つみ唄がさかんだったようです。
また、この頃にはお寺で茶を植え、自分たちで茶を作っていました。
お坊さんたちが茶つみ唄を歌いながら茶摘みをする様子をよく
捉えています。




すいません、それにちなんだ訳ではないのですが、
当店には「一茶」なるお菓子があります。



さくっと軽い歯ざわり。
一口食べた時に遠い過去を思い出すかのような感触。



これは素朴で忘れがたいお菓子です。


一茶 1袋18枚入り 315円




やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり
弱者に対してやさしく応援する気持ちは日本人に共通する
心根のようだ。一茶が人気のあるゆえんだろう。










  


Posted by おちゃいち at 21:59Comments(0)今日の一菓

2008年10月16日

ゴマ太鼓

「大家さ~ん、いるか~い」
「なんだよ、よたろうじゃないか、どうしたんだ手に何か持って」
「大家さん、こんなものもらったんだけど、これなにか聞こうかと思って」



「どれど~れ、おやこれはゴマ太鼓っちゅうお菓子でないかい」
「これ、ゴマ太鼓って言うの?なんだか胡麻がべっとりくっついてて、
気持ちが悪いんだけど・・。」
「これは胡麻を水飴などで固めたお菓子で、肥後の黒胡麻太鼓と
肥後の白胡麻太鼓っうお菓子だよ。うめいんだよ」
「そうか、それなら安心した。食ってみよ~と、
・・・ポリッ、うん、これはいける」



「これよたろう、おねえばっかり食ってねえで、わしにも食わせろ」
「ポリッ、ポリポリ」



「あ~あ、よたろう、一人でぱくぱく食ってしまってるじゃないか」
「あ、これは中にアーモンドも入ってるんだ、おや大豆もへえってる」



「あ~あ、とうとう食ってしまいやがった、やい、その残りの白胡麻太鼓、よこせ」
「おや、大家さんの頭の上にとまっているのは、ハチじゃあないのかい」
「なに、蜂が止まっているだと~?おっとっとそりゃたいへんだ」
「あ~っ、あっち逃げてった!おいこら~捕まえてやる!」
「おーい、よたろう、どこへ追っかけていくんだ~。
あーあ、行っちまいやがった。・・とうとう胡麻かされてしまっちまった」
(^_^;)



おちゃいち山陽堂で販売しております。
1個105円です。







  


Posted by おちゃいち at 18:30Comments(0)今日の一菓

2008年10月12日

小さな大納言

当店で地道ながらコツコツと売れ続けているお菓子があります。
商品名は「花かずら」いわゆる「きんつば」というお菓子です。



この「きんつば」の由来を調べてみると、名前は刀の鍔(つば)から
来ているようです。
江戸時代に京都で作られ始められたらしく、もともとは丸型で、
実際に刀の鍔の模様入りもあります。
四角の形をしているものは「角きんつば」と呼ばれるそうです。



最初はその色から「銀つば」と呼ばれていたらしいのですが、
製法が江戸に渡った時に「銀より金の方が景気がよい」という理由で
「金つば」に変わったそうです。
きんつばの方が呼びやすいということもあったのでしょうね。

いくつか製法のバリエーションはあるようで、当店のきんつばは
大納言小豆を寒天と水飴で固め、周囲を砂糖で固めてあります。

さて、原料に使われている、この大納言小豆。
これまたどんなものかと調べてみると、あらぬ方向に興味が向かって
しまいました。

大納言小豆と普通の小豆は違うらしいのです。
小豆も大納言も同じくマメ科ササゲ属に属しているのですが、
大納言の品種には、あかね大納言、ホクト大納言、カムイ大納言、
トヨミ、丹波等多くの種類があり、
毎年品種改良が繰り返されているのです。

つまり大納言と小豆は品種が違う、ということ。 
内容がどう違うかというと、

大納言種の特徴は、まずその皮の風味にあり、外皮自体の味が
濃厚で小豆独特の味があり、小豆に比べて煮崩れしにくく、
炊き上げると香りの良い餡が出来るそうです。大納言は豆皮が
柔らかく仕上がり、皮と餡とのバランスが食感を損ねることがなく、
粒餡や鹿の子豆に適した種であるということです。

対して小豆種は、こし餡に適した豆であり、その粒子は
大納言種よりも比較的細かいけれど、外皮は大納言種よりも堅く
煮くずれしやすく味も薄いとのこと。
また中味の粒子の滑らかさは大納言種よりも優れているので
口当たりの点で漉し餡に適しているとのことです。

どのように違うのかは分かりましたが、なぜ、大納言と言うのか?
私の疑問はそちらに向かいました。

大納言と言うようになったわけは「腹を割らないやつ」だからだそう・・。
つまり、煮立てても皮がはじけない、ということでしょうか。
上の説明でも、煮崩れしにくい、とありました。でもなぜ大納言?

大納言というのは宮中の官位の名前で、とても高い位です。
大納言になると殿中で刀を抜いても切腹しなくていい
というくらい高位らしいです。

歴史的に有名な事件としては忠臣蔵の浅野内匠頭の抜刀事件が
あります。その内匠頭(たくみのかみ)という位は「従五位上」という
正式名称だったそう。

大納言というのは「正三位」という官位で、
本来は公家しか就けなかった位ですが江戸幕府のときには
尾張徳川家と紀州徳川家、駿府徳川家しか就くことのできない
非常な高位だったのですね。

それで、浅野内匠頭は殿中で抜刀して切腹になりましたが、
もし、大納言だったら切腹しなくてもよかった?  というわけです。
大納言小豆は偉いヤツ?

ついでに言うと大納言の下に中納言というのがあって、
官位でいうと「従三位」。有名なのは水戸徳川家の徳川光圀。
従三位の唐名は「黄門侍郎」というそうで、そこから水戸黄門という
名前が付いたそうです。天下の副将軍は中納言で、大納言より
一つ下だった。殿中で刀振り回したら、切腹もありなのか・・。

話しはあらぬ方向に向かい、このままだと収拾がつかなくなるので、止めますが、



つまり、「花かずら」というきんつばは、大納言小豆を使ったおいしいお菓子
ということを言いたかったのです。



京都で作っています。 1個 105円です。








よせ、そんなにまでして、腹を割って話したくない。
顔もこわいし。





  


Posted by おちゃいち at 18:30Comments(2)今日の一菓

2008年10月11日

抹茶ソフト

10月に入っても昼間は結構暑い日が続いています。
当店の抹茶ソフトもコンスタントに売れています。



うちの抹茶ソフトの売りはなんといっても
原料の吟味とオリジナルミックスによる、どこにもない味です!

原料のソフトミックスは複数の原料を混ぜ合わせた無脂乳固形分8.2%
乳脂肪分8%のものを使用し、混ぜ合わせる抹茶は宇治の抹茶問屋から
仕入れた上級品の抹茶を使っています。



ソフトミックスと抹茶をミキサーで混ぜ合わせます。
さらにボウルでよーく撹拌してソフトの機械に入れます。




お茶屋さんのお客様の平均年齢は比較的高いのですが、
抹茶ソフトのお客様は若い方が多いので、
平均年齢を下げるのに少しだけ役立っています(^.^)


タンクマにも載りました。




どこにでもフリークはいるものだが、
度を越してはいけない。






  


Posted by おちゃいち at 18:28Comments(9)今日の一菓

2008年10月06日

栗らくがんと小布施町

小布施(おぶせ)町って知っていますか。
長野県長野市から北東に10kmほど離れたところにある町です。
元々なにがあるというほどのこともない田舎町でした。
・・栗と葛飾北斎以外は。

栗はこの地方の特産物で、周囲に栗山が広がっています。
葛飾北斎の方は「高井鴻山」という人物に関係があります。
高井鴻山は信州長野の豪農商で、幕末期に生まれ、
若い時に江戸や京都に出て新しい時代の思想を学びました。



開明的な思想と教養を得て私塾を開き
教育に私財を投じたりしました。
また江戸の葛飾北斎を小布施に招き、自分自身の絵の師匠
として厚遇したり、文人墨客を招いて街に文化を
根付かせたりしました。

私塾を開き、教育をもって新しい時代の思想を作ろうとした点は
熊本の「横井小楠」に似ています。横井小楠が政治活動に重きを
置いたのに対し、高井鴻山は文化面での影響を多く残しました。

北斎を師と仰いだ鴻山は自身も多様で秀逸な絵画を残しています。
こうして小布施町は、田舎ではあるが歴史と文化のまちになりました。

小布施町のパノラマ風景がこちらのページで見ることが出来ます。

http://www.e-obuse.com/pn/index.html

さて、その小布施町で作られたお菓子がこれ、「栗らくがん」です。



このお菓子は上品な甘さが特徴で、このお菓子好きな
固定ファンを作っています。



赤えんどう豆と栗を微粉末にして固めたお菓子で、
お茶席のお菓子としても重宝されますが
普通に煎茶などを飲みながら食べるのにもとても適しています。
秋がこれから深まる時期にふさわしいお菓子ではないでしょうか。



当店で1袋368円にて販売しております。





  


Posted by おちゃいち at 21:06Comments(0)今日の一菓

2008年10月01日

台風一過

心配した台風も無事それて、今日は台風一過、晴れ渡った天気になりました。



ところで、小学生の時分、テレビの天気予報で「台風一過の・・」というのを聞き、

「台風一家」ってどんな一家なんだろうと思っておりました。

・・どんな一家なのでしょうね。


・・それで、イッカはイッカでも「今日の一菓」でいこう。と思い立ちました。

これは、当店で売っているお茶菓子を一品ずつ紹介しようという企画。

初企画「今日の一菓」トップバッターは「肥後太鼓」という御菓子です。



これはおかきとピーナッツを水飴で固めた御菓子。

パリパリとした食感が、やめられない~、止まらない~となります。

最近では少し名が売れてきたらしく、ご存知の方も増えてきました。

欠点を挙げれば、歯ごたえが良すぎて、少し固いと感じる方もいるかも。

それでも結構病みつきになりそうなこの御菓子、1個126円です。






今日の一家
健軍にお住まいのキツネカワさんご一家





  


Posted by おちゃいち at 18:44Comments(4)今日の一菓