2009年04月11日

“みる芽”とは?

みる芽って聞いたことありますか?

お茶業界の人なら知っているでしょうが、普通の人は聞いたことがないと

思います。「みるい」という言葉から出た名詞ですが、「みるい」というのは

静岡の方言で、「柔らかい」とか「若い」「幼い」「青臭い」という意味の言葉だそうです。

「おまえはまだまだ“みるい”な!」 とか使うのかな。

「みるい」の反対語は「こわい」だそうで、恐ろしいという意味ではなく、

固い、とかの意味だそうです。

この「みるい」という言葉は茶業界用語では新茶に使う新芽の状態として

使います。だから幼い芽を「みる芽」というのです。

“みる芽”とは?

こんな新芽を「一芯二葉」(いっしんによう)で摘んで作ると、

いわゆるみる芽摘みのお茶ができます。

ちなみに一芯二葉とは、先端のまだ小さい芽と開きつつある若い葉を二枚と

いうこと。

こんな葉で作るとこんな感じのお茶ができます。

“みる芽”とは?

これは「やぶきた」という品種のお茶



“みる芽”とは?

これは「さえみどり」という品種のお茶。少し被覆してあるので緑がやや濃いです。




“みる芽”とは?

このようにしてお湯にだすと若芽ということが分かります。

これから迎える新茶の季節。

みる芽で摘んだお茶は少し高いのが難点ですが、

葉っぱをよく観察してみるのも面白いかも知れません。








“みる芽”とは?





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Posted by おちゃいち at 22:51│Comments(0)お茶について
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