2008年11月16日
秋の煎茶茶会
本日は煎茶道の体験をするために「煎茶合同茶会」に
行ってまいりました。

会場の崇城大学市民ホールに着くと、おやすごい、行列だ!
煎茶道の人気はこんなにも高いのか!とびっくりしましたが、
しばらく後ろに並んでいると、何かへんだ?
みんな違う色のチケットを持っているし、ちょっと聞いてみよう。

なーんだ、この行列は大ホールでの舞踊大会の入場待ちの行列でした。
スイマセン。
気を取り直して看板が立っている入り口から入ってみます。
今日の合同茶会は煎茶道の4大流派の
煎茶道小笠原流、日本礼道小笠原流、皇風煎茶禮式、東阿部流の
4つから成っています。
ところでこの煎茶道は江戸時代の初期に明から来た禅僧、隠元が
開祖と言われています。その後高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう)などが出て、煎茶道を定着させます。
現在は約40ほどの流派があると言われています。
今日参加したのは東阿部流の茶席です。
今回は2人でお茶を点てるという形式だそうで、珍しい形だそうです。

掛け軸の説明もありましたが、聞いた端からするすると出て行く・・。
あ~っ憶えていない。ダメダナァ。

何でも黄檗宗(おうばくしゅう)に関する言葉だそうです。
黄檗宗とは隠元禅師が興した禅宗の宗派です。(説明になってないですね)
そうそう、お菓子も出ました。季節にちなんだお菓子です。
一口、二口食べてから・・おっと写真を撮るのを忘れていました。
で、パシャリ。

これは川尻の天明堂さんのお菓子だそうです。
満月が三日月になりました。

煎茶道の所作の流れるような流麗さ
勉強になりました。

高遊外売茶翁の姿です。売茶翁は禅僧ですが、60過ぎてから
自ら茶道具を担い、都の方々で席を設けて客を待つという、煎茶を売る
生活を始めました。
「仏弟子の世に居るや、その命の正邪は心に在り。事跡には在らず。
そも、袈裟の仏徳を誇って、世人の喜捨を煩わせるのは、私の持する
志とは異なっているのだ」
と述べ、売茶の生活に入ったといいます。
売茶といってもいくらでもよく、「茶銭は黄金百鎰より半文銭までくれ次第、
ただ呑みも勝手、ただよりはまけ申さず」と言っていたらしい。
穏やかで魅力的な人物だったらしくて、当時の文人らと親交が厚く、
池大雅や伊藤若沖、後年には谷文晁や富岡鉄斎などが彼の肖像画を描いています。

行ってまいりました。

会場の崇城大学市民ホールに着くと、おやすごい、行列だ!
煎茶道の人気はこんなにも高いのか!とびっくりしましたが、
しばらく後ろに並んでいると、何かへんだ?
みんな違う色のチケットを持っているし、ちょっと聞いてみよう。

なーんだ、この行列は大ホールでの舞踊大会の入場待ちの行列でした。
スイマセン。
気を取り直して看板が立っている入り口から入ってみます。
今日の合同茶会は煎茶道の4大流派の
煎茶道小笠原流、日本礼道小笠原流、皇風煎茶禮式、東阿部流の
4つから成っています。
ところでこの煎茶道は江戸時代の初期に明から来た禅僧、隠元が
開祖と言われています。その後高遊外売茶翁(こうゆうがいばいさおう)などが出て、煎茶道を定着させます。
現在は約40ほどの流派があると言われています。
今日参加したのは東阿部流の茶席です。
今回は2人でお茶を点てるという形式だそうで、珍しい形だそうです。

掛け軸の説明もありましたが、聞いた端からするすると出て行く・・。
あ~っ憶えていない。ダメダナァ。

何でも黄檗宗(おうばくしゅう)に関する言葉だそうです。
黄檗宗とは隠元禅師が興した禅宗の宗派です。(説明になってないですね)
そうそう、お菓子も出ました。季節にちなんだお菓子です。
一口、二口食べてから・・おっと写真を撮るのを忘れていました。
で、パシャリ。

これは川尻の天明堂さんのお菓子だそうです。
満月が三日月になりました。

煎茶道の所作の流れるような流麗さ
勉強になりました。

高遊外売茶翁の姿です。売茶翁は禅僧ですが、60過ぎてから
自ら茶道具を担い、都の方々で席を設けて客を待つという、煎茶を売る
生活を始めました。
「仏弟子の世に居るや、その命の正邪は心に在り。事跡には在らず。
そも、袈裟の仏徳を誇って、世人の喜捨を煩わせるのは、私の持する
志とは異なっているのだ」
と述べ、売茶の生活に入ったといいます。
売茶といってもいくらでもよく、「茶銭は黄金百鎰より半文銭までくれ次第、
ただ呑みも勝手、ただよりはまけ申さず」と言っていたらしい。
穏やかで魅力的な人物だったらしくて、当時の文人らと親交が厚く、
池大雅や伊藤若沖、後年には谷文晁や富岡鉄斎などが彼の肖像画を描いています。

Posted by おちゃいち at 19:05│Comments(3)
│お茶に関する活動
この記事へのコメント
煎茶道、習いたいと思うのですが、平日のお昼の講座しかなくて、何となく断念しているわたしです。
(ほとんど茶器のかわいらしさ目当てなんですけど…)
でもでも、ちょーっとしか飲めませんよね?
それより好きな器で、がぶがぶ飲みたいと思うわたしは、やはり向いてないような気も。
おちゃいちさん、煎茶も始められるんですか?
(ほとんど茶器のかわいらしさ目当てなんですけど…)
でもでも、ちょーっとしか飲めませんよね?
それより好きな器で、がぶがぶ飲みたいと思うわたしは、やはり向いてないような気も。
おちゃいちさん、煎茶も始められるんですか?
Posted by 熊本県商工政策課
at 2008年11月17日 17:48

高遊外売茶翁こと柴山元昭が佐賀の方とはあまり知られていません。
今、彼の功績を称え、後世に伝えていこうと高遊外売茶翁顕彰会が活動しています。
10月の「全国お茶まつり熊本大会」にも参加していただいたら・・・と考え実行委員会事務局に提案したのですが、「売茶翁って誰?」と茶業関係者でも知らない方がいらっしゃいました。
もしかしたら、知らない人の方が多いかも知れません。
お茶を美味しくいただく、それは今日まで育まれた生活文化と思います。
その生活文化の背景には売茶翁という人がいたりして・・・ブログでいっぱいお茶のことを紹介していただけたら、お茶を知り楽しむことを覚えたら、ほんの少しかも知れないけど、ちょっとこれまでとは違う毎日が・・・と信じています。
今、彼の功績を称え、後世に伝えていこうと高遊外売茶翁顕彰会が活動しています。
10月の「全国お茶まつり熊本大会」にも参加していただいたら・・・と考え実行委員会事務局に提案したのですが、「売茶翁って誰?」と茶業関係者でも知らない方がいらっしゃいました。
もしかしたら、知らない人の方が多いかも知れません。
お茶を美味しくいただく、それは今日まで育まれた生活文化と思います。
その生活文化の背景には売茶翁という人がいたりして・・・ブログでいっぱいお茶のことを紹介していただけたら、お茶を知り楽しむことを覚えたら、ほんの少しかも知れないけど、ちょっとこれまでとは違う毎日が・・・と信じています。
Posted by お茶の虫 at 2008年11月17日 19:57
熊本県商工政策課様
今回、煎茶道の体験は日本茶講座の中に
何か取り入れられるものがないかと、訪れました。
型の美というものが取り入れられ(たらいいなと思いました)
お茶の虫様
お茶の虫さんもこの世界ではちった~あ知られたお方(?)
一緒にお茶のことを紹介してみませんか。
今回、煎茶道の体験は日本茶講座の中に
何か取り入れられるものがないかと、訪れました。
型の美というものが取り入れられ(たらいいなと思いました)
お茶の虫様
お茶の虫さんもこの世界ではちった~あ知られたお方(?)
一緒にお茶のことを紹介してみませんか。
Posted by おちゃいち
at 2008年11月17日 22:13
