2008年11月19日
今日もお茶講座
昨日に引き続き、お茶講座が連続して入りました。
しばらく講座がお休みの状態が続きましたが
入る時はたまたま連続になりました。
今日の講座の主催は熊本市立山ノ内小学校のPTA家庭学級です。
講座の時間は10:00~11:30で、正味1時間半の予定です。
急に冷え込んで来て、体調を崩された人もいて、出席者が8名に
なりました。でも大丈夫、私としては10人前後の講座が一番
やりやすいのです。ある意味一番和気あいあいとやれる人数でも
あります。
講座も二日目になると、昨日まめらんかった口も多少まめるように
なりました。時間がゆとりある分、ていねいに説明できます。

さて今日はおいしいお茶のいれ方の基本を説明いたします。
まず、お湯の温度です。
お湯の温度が高すぎると渋味の元が早く出ます。
それに対してうま味のもとのアミノ酸は温度にあまり関係なく
一定の速度でゆっくりお湯に溶け出します。
だから低い温度でゆっくり時間をかけていれた方がうま味の多い
お茶になるのです。
適温は70~80℃くらい、お茶の種類によっても違ってきます。
玉露などは50℃くらいの温度で2分くらいかけていれます。
次にお湯の量とお茶の葉の量との関係です。
茶の葉の量は1人あたり2gとか書いてある場合がありますが、
その時のお湯の量との関係で変わってきます。
1人あたり2gというのは、お湯の量、80ccに対してです。
80ccというとけっこう小ぶりの湯のみです。
普通はもう少し大きい湯飲みを使うのではないでしょうか。
その場合、茶葉の量もそれに合わせる必要があります。

右端の湯飲みはお茶屋さんの店頭で接茶によく使われる大きさの湯飲みです。
今入っている水の量で80cc、この量で使用する茶葉は約2.5g、
小さじ一杯分くらいです。
右から2番目の湯飲みと3番目の湯飲みはおよそ同じくらいで、
135ccと150cc入っています。これには小さじ2杯分、約5~6gの茶葉が
必要です。
左端の湯飲みになると230ccです。これには小さじ3杯分、
約8~9gの茶葉が必要になってきます。
このように湯飲みの大きさで茶葉の量が変わります。
次に急須にお茶の葉とお湯を入れてからです。
その状態でしばらく待つ必要があります。うま味がじっくり溶け出すのを
待つためです。
その時間はお茶の種類によっても違いますが、上級の煎茶で約1分程度です。
さあ、充分待ってお茶のうま味が出たら、湯飲みに注ぎます。
その時に一度にざーっと注がないでください。1杯の湯飲みだったら軽く
ちょん、ちょんとテンポをつけて注ぎましょう。
複数の湯飲みに注ぐ時は「回し注ぎ」ということをします。
これはそれぞれの湯飲みの濃さと量が均等になるためにします。

図のように1、2、3と順番に、そしてまた3,2,1と注ぎ分けていきます。
以上の手順をかんたんにまとめると、

ポイントは最後の一滴まで注ぎきること。
最後の一滴においしさが濃縮されています。
そしてマニュアルに出来ない最後のポイント。
相手に対する気持ちを込めること。
もてなしの心は日本人の美徳であるとともに、お茶の心でもあります。
ご自分一人で飲まれる時も同じようにご自分自身をいたわりながら、
お飲みください。

今日の講座に出席していただいた皆様
ありがとうございました。

しばらく講座がお休みの状態が続きましたが
入る時はたまたま連続になりました。
今日の講座の主催は熊本市立山ノ内小学校のPTA家庭学級です。
講座の時間は10:00~11:30で、正味1時間半の予定です。
急に冷え込んで来て、体調を崩された人もいて、出席者が8名に
なりました。でも大丈夫、私としては10人前後の講座が一番
やりやすいのです。ある意味一番和気あいあいとやれる人数でも
あります。
講座も二日目になると、昨日まめらんかった口も多少まめるように
なりました。時間がゆとりある分、ていねいに説明できます。

さて今日はおいしいお茶のいれ方の基本を説明いたします。
まず、お湯の温度です。
お湯の温度が高すぎると渋味の元が早く出ます。
それに対してうま味のもとのアミノ酸は温度にあまり関係なく
一定の速度でゆっくりお湯に溶け出します。
だから低い温度でゆっくり時間をかけていれた方がうま味の多い
お茶になるのです。
適温は70~80℃くらい、お茶の種類によっても違ってきます。
玉露などは50℃くらいの温度で2分くらいかけていれます。
次にお湯の量とお茶の葉の量との関係です。
茶の葉の量は1人あたり2gとか書いてある場合がありますが、
その時のお湯の量との関係で変わってきます。
1人あたり2gというのは、お湯の量、80ccに対してです。
80ccというとけっこう小ぶりの湯のみです。
普通はもう少し大きい湯飲みを使うのではないでしょうか。
その場合、茶葉の量もそれに合わせる必要があります。

右端の湯飲みはお茶屋さんの店頭で接茶によく使われる大きさの湯飲みです。
今入っている水の量で80cc、この量で使用する茶葉は約2.5g、
小さじ一杯分くらいです。
右から2番目の湯飲みと3番目の湯飲みはおよそ同じくらいで、
135ccと150cc入っています。これには小さじ2杯分、約5~6gの茶葉が
必要です。
左端の湯飲みになると230ccです。これには小さじ3杯分、
約8~9gの茶葉が必要になってきます。
このように湯飲みの大きさで茶葉の量が変わります。
次に急須にお茶の葉とお湯を入れてからです。
その状態でしばらく待つ必要があります。うま味がじっくり溶け出すのを
待つためです。
その時間はお茶の種類によっても違いますが、上級の煎茶で約1分程度です。
さあ、充分待ってお茶のうま味が出たら、湯飲みに注ぎます。
その時に一度にざーっと注がないでください。1杯の湯飲みだったら軽く
ちょん、ちょんとテンポをつけて注ぎましょう。
複数の湯飲みに注ぐ時は「回し注ぎ」ということをします。
これはそれぞれの湯飲みの濃さと量が均等になるためにします。

図のように1、2、3と順番に、そしてまた3,2,1と注ぎ分けていきます。
以上の手順をかんたんにまとめると、

ポイントは最後の一滴まで注ぎきること。
最後の一滴においしさが濃縮されています。
そしてマニュアルに出来ない最後のポイント。
相手に対する気持ちを込めること。
もてなしの心は日本人の美徳であるとともに、お茶の心でもあります。
ご自分一人で飲まれる時も同じようにご自分自身をいたわりながら、
お飲みください。

今日の講座に出席していただいた皆様
ありがとうございました。

Posted by おちゃいち at 19:19│Comments(2)
│お茶に関する活動
この記事へのコメント
おちゃいちさん
凄ーーーーく、丁寧な文章で
フムフムと納得です。
このお茶の淹れ方でチャレンジします!!
本当に、こんな淹れ方をしたら
おいしいでしょうね。
普段の雑さを反省です。
素敵な講習ありがとうございました。
このページは女性の皆さんに是非、
読ませたいっっ!!!です。
凄ーーーーく、丁寧な文章で
フムフムと納得です。
このお茶の淹れ方でチャレンジします!!
本当に、こんな淹れ方をしたら
おいしいでしょうね。
普段の雑さを反省です。
素敵な講習ありがとうございました。
このページは女性の皆さんに是非、
読ませたいっっ!!!です。
Posted by パセリ
at 2008年11月20日 15:05

パセリ様
ありがとうございます。<(_ _)>
ありがとうございます。<(_ _)>
Posted by おちゃいち at 2008年11月20日 21:20