2008年12月19日
大福茶
大福茶というお茶をご存じでしょうか。
関西でお正月によく飲まれる縁起物のお茶です。
梅干しや昆布を中に入れて飲む場合もあります。
このお茶の起源は古く、平安時代にさかのぼります。
951年に、京都で下痢を伴う疫病が発生、蔓延しました。
時の天皇、村上天皇はこれを憂慮して、六波羅蜜寺の
空也上人に悪疫退散の祈祷を命じました。
しかし祈祷はなかなか通じませんでした。
そこで、十一面観音像を安置した台車に茶を積んで
京の町を引き回し、街頭で祈祷するとともに、茶に梅干しを
入れて人々にふるまったといいます。
するとさしもの悪疫も次第におさまった、という伝承によります。
この功徳にあやかり、村上天皇が毎年お正月にお茶を服する
ようになったと言います。

(六波羅蜜寺にある空也上人像(スケッチ)
口から六体の阿弥陀が現れたという伝説によっています。)
天皇が服するから皇(おお)福茶。
それから転じて大福茶(おおぶくちゃ)と呼ばれるように
なったそうです。
私は何も知らない頃、大福茶(だいふくちゃ)と言っていました。
大福茶(おおぶくちゃ又はおおふくちゃ)が正しい読み方です。
平素あまりお茶を飲まない人も正月だけはとっておきのお茶で
すがすがしい新年を迎え、古い年の邪気を払いましょう、という
ことなのです。( ^)o(^ )

当店の大福茶 1050円

関西でお正月によく飲まれる縁起物のお茶です。
梅干しや昆布を中に入れて飲む場合もあります。
このお茶の起源は古く、平安時代にさかのぼります。
951年に、京都で下痢を伴う疫病が発生、蔓延しました。
時の天皇、村上天皇はこれを憂慮して、六波羅蜜寺の
空也上人に悪疫退散の祈祷を命じました。
しかし祈祷はなかなか通じませんでした。
そこで、十一面観音像を安置した台車に茶を積んで
京の町を引き回し、街頭で祈祷するとともに、茶に梅干しを
入れて人々にふるまったといいます。
するとさしもの悪疫も次第におさまった、という伝承によります。
この功徳にあやかり、村上天皇が毎年お正月にお茶を服する
ようになったと言います。

(六波羅蜜寺にある空也上人像(スケッチ)
口から六体の阿弥陀が現れたという伝説によっています。)
天皇が服するから皇(おお)福茶。
それから転じて大福茶(おおぶくちゃ)と呼ばれるように
なったそうです。
私は何も知らない頃、大福茶(だいふくちゃ)と言っていました。
大福茶(おおぶくちゃ又はおおふくちゃ)が正しい読み方です。
平素あまりお茶を飲まない人も正月だけはとっておきのお茶で
すがすがしい新年を迎え、古い年の邪気を払いましょう、という
ことなのです。( ^)o(^ )

当店の大福茶 1050円

Posted by おちゃいち at 22:17│Comments(2)
│お茶について
この記事へのコメント
大福茶・・・梅干しを入れたお茶をお正月に飲まれている方は熊本にもいらっしゃいます。
エッ!お話を伺うとご出身が関西地方とかいうことで納得したのですが、1000年以上の時を経て今日まで伝えられている・・・こんなのを「生活文化」と言うのでしょうが、脈々と続いていることが凄いと思いました。
ところで空也上人、どれくらい一所懸命お祈りされたかご存じですか!?
くうや くわずに お祈りされました。
お後がよろしいようで・・・ m(_ _)m
エッ!お話を伺うとご出身が関西地方とかいうことで納得したのですが、1000年以上の時を経て今日まで伝えられている・・・こんなのを「生活文化」と言うのでしょうが、脈々と続いていることが凄いと思いました。
ところで空也上人、どれくらい一所懸命お祈りされたかご存じですか!?
くうや くわずに お祈りされました。
お後がよろしいようで・・・ m(_ _)m
Posted by お茶の虫 at 2008年12月20日 10:52
お茶の虫様
その他にこんな話しもありますね。
空海(くうかい)上人(弘法大師)は当時、日本の新しい仏教を開いた一人ですが、
貧しく、おなかがすいている人を見て、
「これを・・くうかい」と言ったとか言わないとか・・。
その他にこんな話しもありますね。
空海(くうかい)上人(弘法大師)は当時、日本の新しい仏教を開いた一人ですが、
貧しく、おなかがすいている人を見て、
「これを・・くうかい」と言ったとか言わないとか・・。
Posted by おちゃいち at 2008年12月20日 13:09