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Posted by おてもやん at

2008年09月30日

お茶の火入れ

日本茶には「火入れ」というものが欠かせません。

これは、お茶を焙煎して十分乾燥させるとともに、香ばしい香りを付けるための

作業です。コーヒーの焙煎と基本的には同じです。

当店では店の奥に小型の火入れ機をおいて、必要に応じて火入れをしています。



そもそもお茶を作る作業にはかなりの熱量を使います。

最初に摘んできた生葉を蒸気で蒸します。釜で炒る釜炒り茶もありますが、

現在は蒸気で蒸したお茶が95%以上です。

その後、熱風を当てながら、揉んだり、ほぐしたりを繰り返します。

茶工場にはそのための機械がいくつも、いくつも並んでいます。それは大変なカロリーを

消費して、お茶を作っていきます。



昔はそれこそ3時間も4時間もかけて手で揉んで作っていたのです。そのころのお茶は

大変な貴重品でした。

ちなみに、下は数年前手揉み茶研修会で私が揉んでいる写真です。



本当はこんなににやけながら揉むことは出来ません。真剣に汗だくになって揉まないと

とてもいっぱしのお茶にはなりません。



今は大量に生産が可能になったので、貴重品とは言えませんが、

作り手は今も昔も丹精込めて作っています。




ファイヤーダンスを見るときはせめて、
CO2削減のことは忘れて見たいものだ。




  


Posted by おちゃいち at 17:30Comments(2)お茶について