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Posted by おてもやん at

2008年12月06日

お茶の仕入れ先2

お茶の流通にはいくつかの方法があります。

一番単純なのが生産者が直接販売する方法。
実際にやっておられますし、それなりに売り上げている方も
いらっしゃいます。
中間マージンがいらないから、いいのではないかとも思われる
のですが、そう簡単にはいかない場合も多いようです。

理由は一つには、小売販売のノウハウは結構複雑で難しいこと。
販売なら販売に専心する部分がないと中々簡単には売れません。


もう一つはお茶の場合は品質のばらつきがけっこうあり、
年間を通して均一で高品質なお茶を提供するには「合組」(ごうぐみ)
といわれるブレンドがどうしても必要なことが挙げられます。

合組についてはまたいつかお話しするとして、
つまりお茶の流通では基本的に「①生産」「②流通仲介1(JA)」
「③流通仲介2(問屋)」「④販売(小売)」という4つがあります。

①が直接④をやる場合もあるし、③と④が一緒の場合もあります。

当店の場合、④の小売業です。
仕入は①からも②からも③からも仕入れます。
単純にどこから仕入れた方がいいものを手に入れられるかということは
一慨に言えません。それぞれにいいものがあるからです。

そんなわけで昨日、JA熊本経済連の仕入れに行ってまいりました。

経済連の入札場です。この日は今年最後の入札で、点数も少ないので
お願いして写真に入っていただきました。



入札はほとんどの場合、新茶時期(4~5月)二番茶以降の時期(6~8月)
に行われます。
県内北から南まで、鹿北から水俣までのお茶が出てきます。



また、値段を付け合う入札方式なので、自分が付けた値段で落ちる、落ちない
があり駆け引きの面白さもあります。

JA経済連入札のバリエーションの一つに品評会があり、こちらも
全国品評会、九州品評会とあります。
これは2年前の鹿児島で行われた品評会に行った時の写真です。



にやけたカメラ目線がなんとも目ざわりですが、
こうして色々なお茶に出会う努力をしています(?)







  


Posted by おちゃいち at 19:57Comments(0)お茶について