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Posted by おてもやん at

2008年12月08日

日本茶はうま味?

本日、お茶講座ひとつ、行ってまいりました。
今日は益城町の講座でした。



同じお茶でもいれ方によって、味も、出した時の濃さも
ずいぶん違うということに素直に驚いてくれます。

専門家であるこちらは当たり前のことと考えていることも
知らない人は結構多かったりします。
業界だけ見ていると、気がつかないことも多々あるのです。

さて、中国茶や紅茶は熱い温度のお湯でいれるのに対して、
煎茶などの日本茶はなぜ一度湯さましをしたりして温度を
下げるのでしょう。

それはそれぞれのお茶で味わう内容が違うからです。

中国茶や紅茶は主としてほのかな渋みや苦みと香りを楽しみます。
日本茶の場合はそれに「うま味」という要素が加わります。

うま味とは?
日本人が好む味のベースにはアミノ酸系の物が多くあります。
例えば昆布のグルタミン酸、かつお節のイノシン酸などです。

そんなアミノ酸がお茶にも含まれています。
テアニンと呼ばれるアミノ酸です。
テアニンがお茶のうま味やあま味を作り出します。
日本茶ではそれを引き出すいれ方が好まれるのです。

お湯の温度は低めで、少し時間をかけてゆっくり出す。
これが渋みを抑え、うま味の多い、日本人好みのお茶の味を出す
コツなのです。

ただし、熱くて渋いお茶が好き、と言う方も中にはいらっしゃいます。
それはその人の好みの問題。
原理を分かっていれば応用もききます。




この人はその風貌だけで判断されて100℃の沸騰した
お茶を出されたようだ。
それでも飲む気らしい。







  


Posted by おちゃいち at 21:44Comments(2)