スポンサーサイト

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

Posted by おてもやん at

2008年12月19日

大福茶

大福茶というお茶をご存じでしょうか。

関西でお正月によく飲まれる縁起物のお茶です。

梅干しや昆布を中に入れて飲む場合もあります。

このお茶の起源は古く、平安時代にさかのぼります。

951年に、京都で下痢を伴う疫病が発生、蔓延しました。

時の天皇、村上天皇はこれを憂慮して、六波羅蜜寺の

空也上人に悪疫退散の祈祷を命じました。

しかし祈祷はなかなか通じませんでした。

そこで、十一面観音像を安置した台車に茶を積んで

京の町を引き回し、街頭で祈祷するとともに、茶に梅干しを

入れて人々にふるまったといいます。

するとさしもの悪疫も次第におさまった、という伝承によります。

この功徳にあやかり、村上天皇が毎年お正月にお茶を服する

ようになったと言います。



(六波羅蜜寺にある空也上人像(スケッチ)
口から六体の阿弥陀が現れたという伝説によっています。)


天皇が服するから皇(おお)福茶。

それから転じて大福茶(おおぶくちゃ)と呼ばれるように

なったそうです。

私は何も知らない頃、大福茶(だいふくちゃ)と言っていました。

大福茶(おおぶくちゃ又はおおふくちゃ)が正しい読み方です。

平素あまりお茶を飲まない人も正月だけはとっておきのお茶で

すがすがしい新年を迎え、古い年の邪気を払いましょう、という

ことなのです。( ^)o(^ )






当店の大福茶   1050円








  


Posted by おちゃいち at 22:17Comments(2)お茶について