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Posted by おてもやん at

2008年10月17日

バンチャについて。

「バンチャ」ってどんなお茶かご存知ですか。

普通は番茶と書きます。
一般的には最初のお茶を摘み取った後に伸びてくる
固く大きくなった葉で作ったお茶で、下級茶の総称として
使われることが多いようです。最初に摘むお茶を1番茶といい、
その後の2番茶、3番茶を使用することから、番茶と呼ばれる
ようです。夏の日差しをたくさん浴びて、ざっくり大きめの
葉っぱで、やや渋めのお茶です。

もう一つは晩茶と記述すべきお茶があります。
これは、日本各地に伝わる土着のお茶のことで、様々な種類が
あります。晩茶の晩は、遅いなどの意味があり、
1番茶を遅く摘んで作るのですが、土着のお茶だけあり、
私たちが通常目にしない意表をつく姿かたちのお茶があります。






この茶色の異様なお茶は富山県の朝日町(旧名)で作られる
「バタバタ茶」と呼ばれるお茶です。
バタバタとはいかにも面白い名前です。これはその飲み方に
関係があるようです。
このお茶は煮出した後に、大き目の茶せん
(竹の先の細かく切れ目を入れたもの)
で泡立てて飲むお茶なのです。その泡立てる様子がせかせかと
あわただしい様子なのでこの名前が付いたそうです。

そしてこのお茶の大きな特色は中国で飲まれる黒茶(プーアル茶などの
後発酵茶)と同じ仲間で、乳酸発酵をさせています。
プーアール茶といえば、一時期ダイエットにも良いといわれたお茶。

このバタバタ茶はかなり古くからあり、煎茶よりもずっと歴史があります。
一説によると縄文時代に中国から伝わったとも言われています。

とてもユニークなこのお茶、少々酸味があり、普通のお茶とは
まったく違う味ですが、ユニークゆえに注目もされ、最近は缶入り
ドリンクも出たそうです。




普通じゃない、面白晩茶、

このバタバタ茶だけではないのです。 また次に紹介します。





バタバタとしてるようだが、
実はのどかな秋の一日






  


Posted by おちゃいち at 20:00Comments(2)お茶について